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支援活動と防じんマスク

 この度の熊本地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 また、被災地等において、支援活動にご尽力されていらっしゃる方々に、深く敬意を表したいと思います。

 先日、被災地に支援活動に行かれる方から、現地では何に気をつけたら良いか聞かれることがありました。というのも、ニュースで被災した建物に使われたアスベストが飛び散るおそれがあるとして、倒壊した建物に近づく場合は防じんマスクの着用などの徹底が呼びかけられていたためです。

無理なく安全な作業を

 状況は異なるかもしれませんが、少しでも現地に行かれる方のお力になれないかと思い、オオスミの技術者にアスベスト調査へ行く場合に注意していることを聞いてみました。

・ヘルメットをかぶる

・アスベスト用防じんマスクやゴム手袋、長そでの上着、長ズボンを着用する

torikae.jpg ・アスベスト用防じんマスクをする場合、顔とマスクの間に隙間があると効果がないので、装着方法を守る

・あごひげがあると防じんマスクをしても隙間ができるので、剃ってから着用する

・壊れた建材の近くで作業する場合は埃が舞わないよう、建材に霧吹きなどで水をまく

・服に付着した可能性がある場合は、付着物が舞わないよう注意しながら持ち帰り、すぐに洗濯する。(パタパタとふり払わない)

・作業後は靴底を洗い、手洗い、うがいをする

 アスベストはそこにあること自体が直ちに問題になるわけではありません。目に見えないほどアスベスト繊維は細かいので、割れている建材から飛び散ること、吸い込むことが問題となります。吸ったからすぐに病気になるわけではありませんが、なるべく吸わないようにすることが重要です。

安全確保のために

 また、4月22日のニュースによると、環境省と厚生労働省が防じんマスク計6万6580枚を被災地で作業するボランティアの方に無償配布することを発表したそうです。
tukaisute.jpg  ホームセンターでもアスベスト用防じんマスクが手に入るそうなので、支援活動をされる方は、色々な装備の準備があると思いますが、安全確保のためにもいずれかの方法で入手されることをおすすめします。

 震災により、色々な面で不自由で不安な生活 をされている多くの方のことを思うと本当に胸の痛む思いです。私たちも、会社として、個人として、少しでも出来ることがないか考え、行動していきたいと思います。
 被災された方々及び支援活動にご尽力されていらっしゃる方々のご健康とご無事をお祈りすると共に、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


※防じん対策に適したマスク選びやマスクの正しい装着方法については、一般社団法人安全衛生マネジメント協会ホームページ「被災地のアスベスト対策・防塵マスクの着用」に記載されています。ご参考ください。

営業グループ 友広