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温故知新

 「温故知新」という言葉は誰でも知っているように、2500年の昔に孔子がいった言葉で、「古いものをたずねもとめて新しい事柄を知る」との意味です。また、同じような有名な箴言に、ドイツ帝国の初代宰相ビスマルク(1862年)の言葉に「愚者は経験から学び賢者は歴史に学ぶ」があります。
 現代は時代の変化が非常に早く現状維持が許されず、時代の流れを見極め、たえず新しい事柄に挑戦していかなければ取り残されてしまう時代です。
 新しいものを生み出すためには昔のことがらも知ることが必要です。2500年も生きている言葉は真理をついていると思います。

ベースが出来た時代

 私はオオスミで顧問をしておりますが、32年前に入社した当時のオオスミ(当時は大角化学です)のビジネスの状況、またその後の数年の変化は、めまぐるしいものでした。

 現在、オオスミは48期。私が入社したのは16期の途中で、社長から与えられた営業部長としての使命は、1.kii.png4億台の売上を6億以上とすることでした。当時の従業員は30名そこそこと記憶しています。私の営業部には3名の部員がいました。今の若い社員の人には信じられないと思いますが、当時の売上の半分以上は工業薬品で、今の技術部門の売上は2億弱程度と記憶しています。現在の当社の核となっている、土壌汚染、アスベスト、環境調査などはまだ姿、形もありませんでした。そして、社長使命の6億を達成できたのは19期で約3年を要しました。

 この19期が当社の大きな分岐点となり、毎年売上が約1億ずつ増えていき当社の黄金期が到来しました。つまり19期からアスベスト、20期から環境アセスメント、22期から土壌汚染調査が加わり、当社の現在のベースができました。

失敗を恐れず常にチャレンジを

 2.kii.png長い間当社の歴史を見てきていえることは、ビジネスには最盛期があり、取り組むタイミングを見極めるのがとても大切であるということです。
 この3つの新ビジネスは成功例であり、逆に失敗例も多々ありました。つまり失敗を恐れず常に新しいことにチャレンジする意気込みが大事だと思います。若い社員の人に期待するのはチャレンジ精神です。健闘を祈念いたします。

顧問 喜井