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一番身近な公害 ~大気汚染~

 オオスミに就職し、地方から神奈川に引っ越してからというもの、「光化学スモッグ注意報」という言葉をよく耳にするようになりました。光化学スモッグは大気汚染の一つで、目に痛みが出る、呼吸が苦しくなるなどの症状を引き起こすため注意が必要とされています。
 引っ越してくる前までは、このような注意報を聞いたことがなかったため驚いた記憶があります。このような大気汚染の原因はなんでしょうか?

大気汚染の原因は?

 大気汚染の原因は、主に工場や自動車から排出されたばい煙や排気ガスに含まれている汚染物質です。汚染物質には、窒素酸化物、浮遊粒子状物質、二酸化硫黄、光化学オキシダント、一酸化炭素などが挙げられます。空気中にこれら汚染物質が多くなると、人体(特に呼吸器系)に悪影響を及ぼすだけでなく、さらには先に述べた光化学スモッグや酸性雨、地球温暖化にもつながります。そのため工場の多い地域や車の多い大都市では特に問題視されています。
mati.png  また、産業が急速に発達してきている中国では深刻な問題となっており、その影響が海を越えて日本にも出てきています。

 「平成25年度公害苦情調査」(公害等調整委員会)によると、典型7公害(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭)のうち、ここ数年は減少傾向にあるものの最も苦情件数が多かったのは大気汚染でした。
 空気は私たちの周りに常に存在し、生きていくためになくてはならないものであるからこそ、この大気汚染という問題に非常に敏感になっているのかもしれません。

オオスミで出来ること

 sizen.pngオオスミでは、自動測定器を用いて汚染物質を測定し、その測定データは環境アセスメントや行政の基礎データとして利用されています。
 目に見えない物質を測定することで、皆様に安心を届けることがオオスミの使命でもあります。こうした測定を行うことで、住みよい環境づくりのお役に立てればと思っております。

調査第二グループ 竹内