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『再び福島へ』 放射線測定業務

 平成23年に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故にて放出された放射性物質により、福島県の多くの市町村では人々の避難等が余儀なくされました。

 現在、復興のため除染工事が進められておりますが、その中で私はある市町村の除染工事後の放射線モニタリング調査に係わることとなりました。弊社イヤーブックo-smile第4号(『0からの挑戦「福島原発・放射能除染」』)にも寄稿しましたが、私は平成24年にも福島県内の別の市町村の放射線測定業務(当時は除染前の現況把握)に携わっており、今回メンバーに選ばれた際には、「また、がんばってみるか!!」という気持ちになりました。

終わっていない震災

 senryo.png今回の調査は調査員だけで総勢30名を超える大規模調査となり、その中で私は先発隊として、他のメンバーより早く現地入りすることとなりました。

 現地へ向かう途中の道々で山のように積まれた大量のフレコンバックを見ると、「震災はまだ終わっていないのだな」と実感するとともに、「また、戻って来た」というなんとも不思議な気持ちになりました。 ie.pngokiba.png

放射線測定システムに四苦八苦

 先発隊の役目は、客先が設計した測定システム(とても便利!!)のチェック・改善提案や、測定方法・手順の確立、後発隊の先生となるべく、指導できる程度までこれら身につけることでした。
 当初は測定に使用するタブレットPCとGPSや線量計の設定がうまく行かず、毎日四苦八苦しておりましたが、我々の意見を反映させてくれた客先のシステム担当のご尽力により、測定システムは非常に使いやすいものとなりました。

ついに本番へ・・・

 後発隊が到着し、ついに本格的な測定が始まることとなりました。とは言っても、このコラムを書いている時点では、実際の測定はまだ行っておらず、本番はこれからです。

 今後どのようなことが起こるのか?マシントラブルはないか?測定は順調に進むのか?このコラムが載るころには、これらの結果が出ていることでしょう。
 またの機会に、ご報告させていただきます。

調査第一グループ 藤本(健)