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ドキドキ、わくわくする仕事

 オオスミに勤務し、早4年が経ちました。私は、前職を含め環境関連の業務に12年間従事してきました。オオスミでは、今まで携わる機会がなかった業務についています。その中でも、私が特に印象に残った業務をご紹介します。

講演、プレゼンテーションによる広報活動

 sagyou-ppt.jpg2014年に幕張メッセ国際会議場で、人生初の講演を行いました。聴衆70名超を目の前にした時の緊張感は今でも忘れられません。それから毎年1回、講演の機会を頂いています。主な講演内容は、私がオオスミで従事している作業環境測定など労働衛生に関連するものです。

 また、2016年には、海外において、その国の行政の方を前にプレゼンテーション(以下プレゼン)を行いました。プレゼンの内容は「日本における作業環境測定の事例」で、作業環境測定を行うことにより現状が把握でき、労働環境の改善につながったことなどを話しました。

 講演やプレゼンを通じて、伝える力の重要性を痛感しました。話す内容、スライドなど見ている方にわかりやすいように作成していますが、まだまだ課題が多いです。

海外業務(作業環境の改善)

 kaigai.jpg2015年末に海外で、作業場における有害物質の濃度を測定し、現状の作業環境管理が適切であるかどうかを報告しました。さらに改善策を提案し、より安全で快適な作業場の構築に役立てるように取り組んでいます。

 私が測定した工場では、有害物質の発生源付近に局所排気装置などの設備が設置されていませんでした。また、測定した有害物質の濃度は、日本の基準(管理濃度)をはるかに上回る値(管理濃度の2~4倍)でした。保護具を使用してはいましたが、日々この状況の中で作業を行っていれば、労働者の健康に影響が出かねません。作業場における環境管理の改善や対策は、緊急かつ重要な課題です。

 海外の工場を視察し感じたことは、設備投資などお金をかけなくても改善できる要素が多くあります。今まで日本が培ってきた環境改善の技術力を海外へ継承していけるように行動していきたいと思います。

今後の展望

 オオスミで働くようになって、自分の活動の場が大きく広がりました。講演や海外での作業環境の改善などの経験を活かし、日本だけでなく海外の労働環境の向上の一助となるよう取り組んでいきたいと思います。

調査第二グループ 沼澤