第5回目となる横浜運河パレードにて、今回初めてオオスミでブースを開くこととなり、私は、その企画実行員に指名されました。
当日は不運にも天候に恵まれず、雨風激しい中決行されました。当然客足も悪く、なかなか賑わわない時間が続いたため、積極的に通りかかる方々に声をかけました。その結果、立ち寄る客数も増えてきました。
今回のブースでは河川の魚やエビ・カニ、微生物を展示し、気軽に見てもらうコーナーから実際河川に関係した分析項目に関わる実験を行うコーナーを用意しました。そこでお客様に河川に興味を持ってもらい、また環境汚染の問題提起も促しました。
今回このイベントを行ったことで得られたものは、オオスミが行っている環境分析業務を応用すれば、一般の人々に関心と感動を与えられることが実感できたことです。それは子供だけでなく大人もさらにはスタッフも感動してくれたことは一入の思いでした。
今回ブースで行われた実験は生物や化学ですが、決して無味乾燥な「お勉強」ではなかったはずです。アリストテレスの言葉に「ヒトは知ることを喜ぶ生き物である」とあります。本来の学問の神髄とはまさに今回のような姿であるべきかもしれません。
普段の業務ではとかく分析機器と向かい合う機会が多いため、人との接触が少ないのが分析業務の特色です。これまでの私が積み上げた経験・知見を活かし応用し、このようなイベントに参加できたことをとても嬉しく思います。そして今回のイベントが盛り上がったのは、ともにイベントに取り組んだ仲間たちのおかげであり、深く感謝しています。
私はぜひこの機会を一人でも多くの社員の方に経験してもらいたいです。そして次回は、今回の後悔や反省点等を踏まえ、さらなる飛躍をできるようにしたいと思います。
今回、来賓の方の中で、河川に関心を持ってもらえる方が一人でも増えたら、環境に興味を持ってもらえる方が一人でも増えたら、科学に興味を持った子供たちの「何か」のきっかけになれたならば、その時こそ、このイベントに携わったことが初めて大変大きな意味を持つことになると思います。