オオスミBLOG スタッフが現場の様子をお届けオオスミBLOG スタッフが現場の様子をお届け

換気のススメ ~効率の良い換気編~

 situ.pngオオスミでは、建築物の新築時や改修時に実施する、室内空気中化学物質の濃度測定(以下、室内空気環境測定)を行っています。室内空気環境測定を行う際は、事前に十分な換気を行っておくことが重要になってきます。

 ここで皆さんに、換気についての問題を出しますので、少し考えてみてください!

焦げた煙を早く逃がすにはどの方法が良いか?

 ある日曜日の昼下がり、ホットケーキを作ろうと思い立ち、久々に台所に立ちました。 タネを作りフライパンで焼き始めたのですが・・・・うわわぁぁぁ。火が強すぎたのか焦がしてしまい、しかも換気扇をつけ忘れていた為、煙が部屋に充満してしまいました。

 あわてて換気扇を回しますが、すぐには全部の煙を吸い込んではくれません。このままでは部屋中に焦げ臭さが染みついてしまい、家族に失敗がばれてしまいます。そこで窓も開けて外から空気を入れ、早く換気が進むようにしようと思いました。1-1.png
 さて、絵では右と左に窓が2箇所ありますが、どちらを開ければより良い換気ができるでしょうか。

A:右側の窓を開ける。
B:左側の窓を開ける。
C:両方の窓を開ける


 正解は、Bになります。ではAやCは、なぜあまり良くないのでしょうか。
 風の流れを絵に書き込むと以下のようになります。1-2.png
 Aの場合、窓から入った空気は換気扇に向けて一直線に流れ、部屋の焦げ臭をほとんど排出してくれません。これは空気の流れはできるだけ近道を通る性質の為で、この現象を「換気のショートサーキット※」と言います。

 Bの場合は、床下付近の空気は換気し難いのですが、部屋の中央付近の空気を換気扇に向かわせることが出来ます。

 また、Cの場合では両方の窓から空気が入るのですが、近い方の窓からより多くの空気が入るので、Bの場合より、部屋の中央付近を通る空気量は減ってしまいます。 

※『ショートサーキットとは、給気口(給気ファン)と排気口(排気ファン)の位置が近すぎて、狭い範囲で空気が循環してしまう現象のこと。 せっかく取り込んだ新鮮な外気が、スペース内に行き渡ることなく、そのまま排出されてしまうため、換気効率が非常に悪く、換気不足の原因となる。ショートサーキットを防ぐためには、給気口(給気ファン)と排気口(排気ファン)の位置をできるだけ離し、対角線に設置するなどの工夫が必要だ。』 
引用: SUUMO(スーモ)住宅用語大辞典(ホームページより)

快適に過ごすための換気をおススメします

 いかがでしたでしょうか。
 いやいや、私はホットケーキを焦がしたりなんかしないし、そんなに気にする必要ないよ、とおっしゃるかもしれません。
 でも、意外と身近に換気のショートサーキットが発生していることが有るものです。例えば、トイレの換気扇がついているのに、換気扇直近の窓も開いているなど・・。条件が悪いとトイレの臭気がうまく排出されず、他の部屋に漏れてきてしまう事もあります。

 換気をされる際は空気の流れも気かけて、効率の良い換気で快適にお過ごしいただければ幸いです。

 『換気のススメ~換気の効果編~』はこちらURL:http://www.o-smi.co.jp/blog/gijyutsu/20150603.htmlをご覧ください

調査第二グループ 野田