2009年08月24日

(社)日本作業環境測定協会における「石綿分析に係るクロスチェック事業」について

平成18年度より、社団法人日本作業環境測定協会精度管理センターにて石綿分析を実施している作業環境測定機関およびその他の分析機関に所属して、石綿分析を担当している分析技術者を対象に、分析技術の精度向上等を目的とした「石綿分析に係るクロスチェック事業」が実施されています。

平成19年度および20年度に実施し、認定された「Aランク、Bランク及びCランク認定分析技術者」、一覧が 社団法人日本作業環境測定協会HPで公表されております。
 なお、判定基準に基づき、合否の判定は、以下の範囲が合格となっています。

(1) 「建材製品中の石綿含有率測定クロスチェック」
①Aランク:最も難易度の高いサンプルについて実施   標準値±30%以内であること
②Bランク:サンプルAとCの中間サンプルについて実施  標準値±30%以内であること
③Cランク:難易度が最も容易なサンプルについて実施  標準値±30%以内であること

(2) 「空気中の石綿計数分析に関するクロスチェック」
①Aランク:最も難易度の高いサンプルについて実施
     50視野の合計の計数結果が標準値±20%以内であること
      及び各視野の計数結果が標準値±1本以内であり、
      その視野数が25視野以上であること
②Bランク:サンプルAとCの中間サンプルについて実施
     50視野の合計の計数結果が標準値±20%以内であること
      及び各視野の計数結果が標準値±1本以内であり、
      その視野数が25視野以上であること
③Cランク:難易度が最も容易なサンプルについて実施
     50視野の合計の計数結果が標準値±20%以内であること

当社には建材製品中の石綿含有率測定でAランク評価者2名、空気中の石綿計測分析でAランク評価者2名が在籍しております。なお、平成21年7月時点で本社所在地である神奈川県内の合格者は、石綿含有率測定でAランク5名、空気中の石綿計測分析でAランク7名となっております。

当社は、アスベストに関する長年にわたる幅広い経験を有し、含有量分析から工事前・中・後のアスベスト濃度測定まで、一貫したサービスを提供しております。また、高分解能走査電子顕微鏡を導入しており、上記②の電子顕微鏡法による同定も行っております。
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(2009年8月)