オオスミBLOG スタッフが現場の様子をお届けオオスミBLOG スタッフが現場の様子をお届け

多能工の取り組み

 建築・リフォーム.jpg私が所属する調査第一グループでは「グループ内業務全般に対し、幅広い知識を持つ"技術者"となる」を目標に「多能工化」に取り組んでいます。個々の知識を広げる事で新しい価値を創造していく事を重要視しています。

 調査第一グループは、土地履歴調査、土壌汚染調査・対策、アスベスト調査・測定、PCBコンサル、放射線測定など、公害系環境保全事業における開発関連に伴う調査が主な業務です。
 私は普段はアスベスト全般に関わっています。

今回は、私が体感した多能工のメリットについてお話しさせていただきます。

3年ぶりに土壌調査の現場へ

 ある夏の暑い時期に部下の現場に調査員として加わりました。今から10年くらい前は土壌調査業務にも携わっていました。今回は3年ぶりの土壌調査現場で尚且つ若手社員とのペアで作業するという事もあり、「若手社員の前で恰好の悪いところは見せられない」という緊張感の中、現地で段取りの確認を行い、作業をスタートしました。

 あ.png始まってみると意外と体が覚えているのか、動きは悪くないなという手ごたえと若手社員に教える事が出来ていたので、昔取った杵柄だと感じました。
 午前中は無事終了したのですが、午後の作業が始まって直ぐボーリングバーで叩く作業がありました。叩くまでは良かったのですが、作業が終わったのにボーリングバーが抜けなくなり、若手社員に抜いてもらいました。ちょっとかっこ悪いと思いながら、今度はハンマードリルでの削孔時に歯が噛んでしまいました。これまた部下に抜いてもらい2回目の恰好の悪さを感じながら、相変わらず力がないな~と実感した失敗2連発でしたが、そのほかはスムーズに進み、調査は終了しました。

多能工の必要性

 今回の調査時における部下との会話の中で「アスベスト建材がありそうですね」というキーワードが出てきました。いつもはアスベスト調査での会話ですが、土壌調査の現場においてもこのような話題が上がった事に新鮮さを感じました。
 私たちの業務は、特性上では分かれているように思ってしまいますが、この話題で盛り上がった時に「繋がっている」と感じさせてくれた会話でした。
 また、若手社員にも「多能工」の必要性を直接感じてもらうきっかけになったのではないかと思います。

 今後も、違う商品からの目線を意識しながら、サービスの向上に努め、私たちの強みを生かしていきたいと思います。

【調査第一グループの業務紹介】
1.土地履歴調査(サイトアセスメント:Phase1)
2.土壌調査(概況・詳細調査、地下水モニタリング等:Phase2)
3.対策工事(主に土壌汚染対策:Phase3)
4.アスベスト調査(図面・目視調査、建材採取・含有分析)
5.アスベスト測定(工事関係、定期モニタリング等)
6.PCBコンサル(トランス・コンデンサ・蛍光灯安定器の型番調査、試料採取・含有分析、処理コンサルティング)
7.放射線測定(空間線量率測定) ※現在は、福島の原発事故に伴う測定等を行っています。

調査第一グループ 坂本(和)