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災害時にエレベータ内から救出される方法とは

 先日、株式会社i-tec24主催の防災セミナーに参加しました。
 同社はエレベータの保守点検・管理を行っている会社で、今回が第51回目の防災セミナーだそうです。弊社は今回初めて参加しました。

エレベーター内で待てる時間

 elev.jpgこの防災セミナーは、災害時に役立つ事、普段から心がける事、災害時だからこそみんなで力を合わせてできることは何か等、毎月講習会を開催しているそうです。

 冒頭で「皆さん、東日本大震災クラスの地震が来たと想定します。もしあなたがエレベーター内に閉じ込められたら、何時間までなら我慢して救出して頂くのを待てますか?」と言われました。 
 1. 3時間
 2. 5時間
 3. 9時間
私は1番の「3時間」と心の中で答えました。ところが実際に待たされた最長時間は9時間だそうです。9時間もあの狭いエレベーター内の空間に閉じ込められ、暗い?暑い?寒い?眠い?トイレは?食事は?水分は?と色々と考えれば不安だらけです。

すぐに実践できる3つの事

 そこで、今日からでもできる「すぐに実践できる3つの事」を教わりました。
 1. エレベーターに乗る前に、必ずトイレに行くこと。
 2. エレベーター内で地震にあったら、すぐに全ての階のボタンを押すこと。
 (最寄の階に停止し避難できる)
 3. それでも2.エレベーターに閉じ込められたら、冷静になり(その場にいる人と協力して)緊急用インターホンにて助けを呼び、ひたすら待つこと。

万が一のリスク回避策

 日常で気を付ける事として、小型照明ライト、簡易マスク、使い捨て手袋、ウェットティッシュ、携帯電話(充電満タン)、簡易トイレが必要と思います。特に携帯電話は不通になるので、災害ダイヤルの活用方法を事前に行っておく事をお勧めします。

 今回のセミナーをきっかけに、災害時の心構えを調べてみたところ、政府広報オンラインのHPに『災害時に命を守る一人一人の防災対策』として身の安全を守るための取り組みポイントが載っていましたのでご参考までにURLを掲載します。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html
(政府広報オンラインHP『災害時に命を守る一人一人の防災対策』)

 皆様も今日から準備を開始し、万が一の時のリスク回避として、ぜひ実際に試してみてください。
 ご安全に。

調査第一グループ 加藤