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吸気口フィルターから感じるPM2.5

 常に、大気汚染は重大な環境問題として取り上げられています。
特に最近は、PM2.5が話題に上がることが多くなっています。

「PM2.5」とは?

 PM2.5と言うものが環境に良くないというのは聞いているけれど、そもそも「PM2.5」とは一体何だ?ということで説明します。

 PM2.5とは、「大気中に浮遊する粒子状物質であって粒径が2.5µmの粒子を50%の割合で分離することができる分粒装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子」の事を指します。PMはParticulate Matter(粒子状物質)の略です。このPM2.5が生物の体内に入り、悪影響を与える恐れがあると言うことで問題視されています。

 PM2.5はその小ささから、身の周りで浮遊していても肉眼では見えません。そして最近では換気システムが導入されている家が多くなってきており、特に24時間換気では常時外気が室内に導入されているため室内にもPM2.5が入ってきているということになります。

 PM2.5の詳細については、オオスミBLOG「PM2.5から大気汚染物質を知る」もご参考ください。

吸気口フィルターの汚れ具合を見てみる

firuta1.png 室内にもPM2.5が入りこむらしいので、私の家の吸気口に取り付けてあるフィルターを見てみました。どれも約2ヶ月半使っていたフィルターなので、さすがに汚れてきています。


 ちなみに使用開始時はどれも真っ白でした。
(フィルターが2つ写っている写真は、左側が空気清浄フィルター、右側がPM2.5対応フィルターで2つを重ねて使っています。)
 こうしてみると、firuta2.png屋外フィルター(一番左)が汚れているのはともかく、空気清浄フィルターよりも部屋側に取り付けていたPM2.5対応フィルターが意外に汚れているのが気になります。


 そこで、空気清浄フィルターとPM2.5対応フィルターが互いに接触している面を比較してみると、さらに汚れの差が目立ちます。
firuta3.png これらでわかることは、屋外フィルターや空気清浄フィルターではキャッチできず、PM2.5対応フィルターでないとキャッチできない粒子が多いということです。(キャッチされている粒子が全てPM2.5というわけではありません。)

 PM2.5対応フィルターを使っても、残念ながらPM2.5がすべてキャッチできるわけではありませんが、私は室内に取り込まれる空気をきれいにするために家でこのような対策をしています。

しかし、外の空気がきれいになればこれらの対策は必要ありません。私達は、いつかPM2.5対策なんて必要ない世界、環境問題が歴史上の話となる時代を作るために、日々の業務にあたっています。

 調査第三グループ 関