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アース・オーバーシュート・デーについて考えてみる

 唐突ですが、皆さんは、「アース・オーバーシュート・デー(Earth Overshoot Day)」という言葉をご存知でしょうか?

将来への負債

風景.jpg 私がこの言葉を初めて聞いたのは、今年3月...当社のSDGs勉強会の場でした。

 この言葉は、「人類による自然資源の消費」が「地球の一年間分の資源の再生量、CO2の吸収量」を超えてしまった日を意味します。つまり、我々が一年間で生活するうち、この日を境に、未来に「ツケ」を残す形で、自然資源を消費してしまうこととなります。
 毎年、国際的なシンクタンクNGOである、グローバル・フットプリント・ネットワークが公表しています。

 アース・オーバーシュート・デーは、年々早まってきており、1970年代には12月でしたが、1993年には10月21日に、2003年は9月22日、2013年は8月20日となっています。
 ちなみに、近年では短縮のペースが緩やかにはなってきていますが、昨年2018年のアース・オーバーシュート・デーは8月1日...つまり、1年の1/3が、将来への負債となってしまっているのが現状です。

早める原因

 アース・オーバーシュート・デーを早める原因としては、温室効果ガスの発生に伴う温暖化の進行や、森林破壊、生物の絶滅など、様々な問題が関連しているとされています。

 生活の質の向上は、年々上がってきていると実感しています。例えば、私が子供の頃(1980年代)などは、スマホやパソコンはない時代...エアコンなども、今のように「一部屋に1台」等とは程遠い時代でありました。

 生活が便利になる反面、そのツケを未来に残してしまうということは、結果としてその代償をいつかは支払わなければならないこととなるのだと思います。

環境問題への取り組み

 オオスミでも、このような地球規模での環境問題への取り組みの一つとして、海外での事業展開などを始めています。

 また、私達一人一人も、アース・オーバーシュート・デーを早めないため、何ができるのか...真剣に考え行動する必要があると感じています。

 調査第一グループ 碓井