私事ですが、私には現在5歳になる双子がいます。
子育てをしていると、毎日子供の行う行動一つ一つにビクビクしてしまうことがあります。
赤ん坊の頃は、うつぶせ寝に息が出来ているのかビクビクしたり、外で抱っこすれば「もしここで落としてしまったらこの子の頭は割れてしまうだろうな」と抱っこ1つも怖かった思い出があります。
そんな日々はさすがに終わりましたが・・。
そのようなことが原因の事故のニュースがテレビで流れると、とても心が痛いです。
仕事中も同様に、様々な場面で起こりうる危険な作業や事象がしばしばあります。
そういった日常生活や労働中に生じる重大な事故につながりかねない事象のことを「ヒヤリハット」と言います。
事故や災害を未然に防ぐには、ヒヤリハットの段階で対処することが重要だといわれています。その裏付けとして「ハインリッヒの法則」という事故の発生についての経験則があります。「1:29:300の法則」ともいわれ、1件の重大災害の背後には軽傷災害が29件、さらに水面下では300件のヒヤリハットが起こっているという内容です。
1951年に日本で周知されて以降、現代まであらゆる現場において注意喚起に活用されています。
私自身も大きな建設現場や製造工場で作業をする際、ヒヤリハットに関しての書類を提出することが多くあります。
忙しい時期の日常生活や仕事中にそういったことを考えるのは難しいことかもしれませんが、
「油断」「焦り」「疲労」「思い込み」が原因で起こることがほとんどの様なので、新人ベテラン関係なくこういった事に意識して対策すれば、大幅にヒヤリハットを減らすことが出来るのではないかと思っています。
ヒヤリハットはそれだけ重要な事で、安全のための貴重な先取り情報です。
大事に至っていないヒヤリハットの段階だからこそ、潜在的な危険を把握し、事故防止策を講じられるのではないかと思います。
まずは身の回りのヒヤリハットを見つける所から始めてみてはいかがでしょうか。