休日を自宅でゆったりと過ごす時間が多くなり、体重や体脂肪率が増えて肥満が気になるという話をよく聞くようになりました。我が家でも女子3名が、ほぼ毎日のように体重が増えただの、減っただの、ああ・・また食べ過ぎたー!などと賑やかに会話をしています。
私もそうですが、多くの方にとって、食べることは生活の中でも1番の楽しみだと思います。
私は今まで毎日3食を当たり前のように食べてきましたが、50歳を過ぎて基礎代謝が低下したせいでしょうか、1日3食の生活では徐々に胴周りが太くなってしまいました。どうにか体重と体脂肪を管理して、この状況を変えたいと思い以下の行動を取ることにしました。
まずは1食当たりの食事量と脂質を減らす方法を試みました。しかし、食事量の物足りなさのため毎食我慢が必要な状態となり、継続はできませんでした。出来るならば、「自分が太った!」と思ってダイエットを行い、体重が減ったら、また安心して今までのように食べる事の繰り返しは避けたいと考えていました。
食べる楽しみはとても大切ですが、SDGsの「飢餓をゼロに」の目標に賛同したいので、自分自身に必要とされる食事量を大きく超えるカロリー摂取は、食品ロスに等しく感じてしまいます。
次に試した方法は、1日~5日間の断食を水分、塩分は適度に摂りながら、不定期ですが行ってみました。断食を行う日は、会社の出勤日(社内業務日)としました。何故かといいますと、休日のように時間の縛りが緩い時では、自分の食欲にとても勝てなかったからです。
1日~2日間の断食はあまり抵抗感が無く実行でき、慣れると体の動きが軽くなり頭がスッキリします。5日間の断食では3日目に大きな食欲に襲われましたが、これを乗り切った4日目からは食欲が薄らいでいきました。5日目になると体脂肪は7%台にまで低下しており、自分にとっては痩せ過ぎ!その為これ以上の断食は不要と判断しました。
断食を行う時には、家族に前もってアナウンスが必要になります。これを忘れると、食事を作っている妻から苦情を受けることになります。子供たちからは、どこか具合でも悪いの?と心配されます。
その他に何か良い方法は無いかと探していた時に、「16時間断食」なるものを知りました。この方法は、夕食後から翌日の昼食までの16時間を空腹状態にする方法です。私の場合は朝起きて家を出るまでに水とブラックコーヒーを飲むだけなので、朝食に使っていた時間はゆとりの時間に変わりました。
現在はこの2食/日の食生活スタイルを取り入れており、適度な軽い運動と併せて体脂肪率を10~12%の範囲に調整することを意識しています。
断食というと「食事は3食しっかり摂らないといけない」とか「食生活が不規則になりそう」などと負のイメージがあるかと思います。しかし、断食によって無駄なカロリーを摂取することなく、胃や腸を充分休める時間を作ることができるので、食ロス削減にも繋がる健康法ではないかと感じています。