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変化と進化

 昨年私の家族に大きな変化となる出来事が起きました。
 妻が以前からの夢である人を癒すことを目的としたサロンを開業し、個人事業主となったのです。新たなチャレンジが成功するとは限りませんが、日々試行錯誤しながら頑張っています。かなり大変そうではありますが、得られた経験が今後の人生の大きな進化につながると感じています。

henkatosinka.png 私がオオスミで担当している業務は、労働衛生管理の一つである作業環境測定ですが、労働衛生の分野でも大きな変化が起きそうです。

 2021年7月に、厚生労働省から「職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会報告書」が発表されました。
 この中には、リスクアセスメントの対象物質であるSDS(「安全データシート」Safety Data Sheet)義務化物質を、段階的に1800物質追加することや、事業者による化学物質等の自律的な管理を基軸とする規制への移行を進めていくこと、などについて書かれています。

 何故この様に変わるのか、現状の化学物質による労働災害は、特定化学物質障害予防規則等の法規制の対象外物質によるものが8割を占めています。理由の一つとして、現在使用いている化学物質に新たな法規制がかかると、危険性や有害性の確認が不十分なまま法規制の対象外物質に変更して使用し、その結果として労働災害が起きていること、などが挙げられます。

 新たな化学物質は現在も増え続けています。
 今後は現状の化学物質の個別規制から、自律的な管理への移行への準備期間となることが予定されています。また、作業環境測定結果が良好な状態が続いていれば規制緩和、第三管理区分で改善が必要な事業場に対しては措置の強化を行うことについても検討が進められています。

 様々な変化に色々と戸惑いそうですが、私も新たな時代の流れを自身の進化のチャンスととらえ、問題解決にチャレンジしていきたいと考えています。

 調査第二グループ 田畑