250625‗souma0.jpeg その測定、本当に「臭気のピーク」を捉えていますか?

 臭気のサンプリングは「一瞬」の測定
 しかも定期測定は「年に1回」だけ
 さらに風向きによってニオイがどこにどう拡散したのかは「不明」

 こうしたお悩み、現場からよくご相談をいただきます。オオスミでは、リアルタイム臭気モニタリングの導入支援を通じて、こうした問題を根本から解決しています。

臭気をリアルタイムで可視化するモニタリング機器「ODOSENSE」

 臭気の継続的な監視を可能にするシステムとして、環境モニタリングソリューションの世界的プロバイダーOIZOM社のスマート臭気モニタリングシステム「ODOSENSE」が近年注目されています。
 この最先端の臭気モニタリング技術は、弊社が日本で初めて取り扱いを開始し、国内での活用が本格的に始まりつつあります。

ODOSENSEの主な特徴

・最大9種の臭気センサー(H₂S、NH₃、VOC等)に加え、風向・風速・温湿度センサー の統合が可能
・ソーラー駆動+リチウムバッテリー内蔵 により、 電源工事が不要
・SIM対応(docomo/au/SoftBank)+WiFi対応 → どこでも設置可能
・PC・スマホからリアルタイム監視(ソフトのインストール不要)
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活用イメージ

・ 工場敷地内外に複数台設置 → 拡散状況をマップで可視化
・ 工程ごとの臭気を時系列で記録(CSVダウンロード可) → 問題工程の特定が容易に
・ クレーム発生時の「客観データ」として活用 → 説明責任を明確に果たせる
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【導入事例】食品加工工場でのニオイクレーム対策

 ある食品工場では、近隣住民から「夜間にニオイが強くなる」との苦情が頻発していました。

 そこで、ODOSENSEを敷地内外に4台設置し、24時間365日モニタリングを実施。

  その結果、排気タイミングと風向が一致した特定の時間帯に、強い臭気が発生していることが判明しました。排気制御の時間調整とフィルターの強化により対応し、クレームはゼロに。さらに、収集データを行政にも提出し、企業としての臭気対策が評価されました。

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【導入事例】下水処理場でのメンテナンス時期の把握

 ある下水処理場では、活性炭フィルターのメンテナンスを半年ごとに実施していましたが、臭気の発生は季節や稼働状況によって大きく変動し、タイミングが合わないこともありました。

 そこで、ODOSENSEを導入し、24時間365日のリアルタイムモニタリングを開始。
 臭気の強さや風向の変化をリアルタイムで把握することで、フィルターの劣化傾向を可視化できるようになりました。

 その結果、実際の臭気状況に応じた柔軟なメンテナンス判断が可能となり、効率的な維持管理を実現。継続的なデータは、運転管理や臭気対策の見直しにも役立てられています。

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臭気対策の第一歩は、「見える化」から。

 オオスミでは、ODOSENSEを使った臭気モニタリングの導入と運用をサポートしています。
もう「勘」や「タイミング」に頼る必要はありません。
リアルタイムのデータで、臭気の変化をしっかり把握しましょう。


 営業グループ 相馬(臭気判定士、ドクター・スメルグッド)