オオスミブログ2025.07.02
オオスミの取り組み
『ご安全に!』2025年度オオスミ安全大会を開催しました!
2025年6月6日、社員及び協力業者の皆さまを対象に『株式会社オオスミ 第17回 安全大会』を開催しました。
厚生労働省が発表した今年度の「全国安全週間」のスローガンは「多様な仲間と 築く安全 未来の職場安全」です。
本大会では、オオスミにおける事故事例、法改正により義務化された熱中症対策、顧客満足アンケートの紹介などを通じて、安全意識の向上を図りました。また、外部講師による安全講和も行いました。
熱中症対策について
2025年6月1日に改正労働安全衛生規則が施行され、熱中症対策が強化されました。
熱中症対策が義務づけられる作業の条件は以下の通りです。
● WBGT(暑さ指数)28度以上、または気温31度以上の環境下
● 連続1時間以上、または1日4時間以上の作業が見込まれる場合
企業に求められる基本的な対策(3つの視点)
1.報告体制の整備(見つける)
2.実施手順の作成(判断する)
3.関係者への周知(対処する) 出典:令和7年度 熱中症対策セミナー (神奈川労働局・神奈川産業保健総合支援センター Webオンライン共同研修企画)
職場における熱中症予防基本対策要網に基づく取り組みとしては、暑熱環境による熱ストレスの評価を行う暑さ指数(気温と湿度から換算される値)である『WBGT基準値』を活用して行います。具体的には、「WBGT基準値」と「作業強度」を比較して作業可否を判断し、基準値を超える場合はより安全な作業環境へ変更することが原則となります。 出典:職場における熱中症対策の強化(厚生労働省)
また、「作業環境管理(休憩場所の整備)」「作業管理(こまめな水分・塩分補給、暑熱順化、服装等)」「健康管理、労働衛生教育」も重要です。特に、「暑熱順化(熱に慣れ、環境に適応すること)」の有無は熱中症の発症リスクに大きく影響します。日常生活の中で、無理のない範囲で汗をかく習慣を心がけましょう。
安全で多様性のある職場づくりに向けて
今年度のスローガンにある通り、労働者の構成はますます多様化しています。それに応じた安全管理の取り組みが求められています。
例えば、
・自分自身を守る意識の徹底
・若手(未熟練者)への丁寧な説明
・外国人労働者に対するやさしい日本語での指導
・高齢者への適正な配置や転倒リスクへの配慮
・長期休業への配慮
これらの取り組みに加え、現場作業事故防止、感染症・持病への対応、環境変化(台風・豪雨・積雪・熱中症)への備え、働き方の多様化、交通事故防止なども含めた包括的なリスク管理が求められます。
オオスミは協力業者の皆さまとともに、こうした多様なリスクに対応し、安全な職場づくりを進めてまいります。
顧客満足アンケート結果の紹介
オオスミでは2021年11月より、サービス品質の向上や業務改善を目的に『顧客満足度アンケート』を毎月実施しています。
今回は、協力業者様と共に行った「土壌汚染調査」、「建設発生土調査」、「室内空気環境測定」に関する回答の一部を紹介しました。 お客様からは「柔軟な対応」「現場での配慮」「手際の良さ」など、嬉しいお声を多数いただいております。これは協力業者様の丁寧な対応のおかげであり、心より感謝申し上げます。各項目での満足度はおおむね80%を超えており、今後も100%の顧客満足を目指して改善を重ねてまいります。ぜひ、皆さまの忌憚のないご意見をお寄せください。
安全講和
今回の安全講和では、表情筋のトレーナー・ヨガ・ウォーキング講師としても活躍中の外部講師をお招きし、「世界の秘境を渡り歩き出会った、続けられる健康習慣」をテーマにご講演いただきました。
講和で紹介された「安全に生活するための3つポイント」
1.動ける体:姿勢と歩き方(良い姿勢は思考をアクティブにする)
2.モチベーション・チーム力:表情(表情や態度から判断できる・判断している)
3.判断力・対応力:呼吸(深く長い呼吸は脳を活性化し、洞察力、記憶力を向上させる)
会場は和やかな雰囲気に包まれ、学びと笑顔にあふれる有意義な時間となりました。
最後に
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
来年までの1年間、また皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
365日の安全は、1日の安全から。
安全活動を通じて、自分、家族、仲間を守っていきましょう。
『ご安全に!』