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シンガポールだより④ 赤道直下の常夏の国!良いこと&大変なこと

 5月はお休みしたシンガポールだよりですが、夏至(6/21)に発行された環境マガジン「ゼロ・クロニクル」の中に、私が取材したシンガポールに関する記事(「スーパー&オフィスのフードテック」「国を挙げてのグリーン&クリーンな街」)が載っていますので、ぜひご覧ください!

 さて今回は、よく聞かれるシンガポールの気候について、"あるある"なエピソードも含めてお伝えしたいと思います。

1年中、半袖、短パン、サンダルでOK

2グラフ.png シンガポールは、ほぼ赤道直下にあり熱帯雨林気候に属しています。<雨季>と<乾季>がありますが、日本の様な季節の変化は無く、1年を通して日中の気温はだいたい30℃くらい、湿度は80%以上あります。湿度が高いため、感覚的には常に東京の夏よりも暑く、日差しも超強烈です!

 <雨季>は、11月~2月頃でスコールが発生する確率が高くなります。スコールは、ちょっと前まで快晴でも、突然、傘が役に立たないほどの強い雨が降りだし、滝の様に雨が降っていたかと思うと、ピタッと止んで快晴になります。

 <乾季>は、3~10月頃で、雨季よりは雨が少なくはなりますが、乾季でもスコールはよくあります。そして、乾季の暑さは強烈です。

1.jpg 年間を通して夏の服装で過ごすことができるシンガポールですが、「屋内」と「屋外」の気温差が大きいため、薄手の羽織物は常に携帯しています。外がとてつもなく暑いので、室内を涼しくしてあげることがゲストへの"おもてなし"という文化があり、電車、ショッピングモール、レストランなどの中は極寒です。クーラーの基本設定温度は22℃で、時々、18℃なんてこともあります。
 オオスミでは省エネ診断をやっているので、エコじゃないなと思ってしまいます。

夕方からが活動時間

 上述の通り、日中は日差しが強く、気温や湿度が高いので、外出して5分もすると体中から汗が噴き出します。メイクも髪もすぐに台無しになってしまうので、最初から何もしなくていいやと思うようになりましたし、汗をかいてもすぐに洗える服ばかり選ぶので、全体的にカジュアルな感じで日々過ごしています。

3.jpg そして、日中に出かけると暑さですぐにヘトヘトになってしまうので、週末でも昼間は家の中で過ごし、夕方からウォーキングや近場へのサイクリング、買い物などに出かけることが多くなりました。みんな同じことを考える様で、休日は昼間よりも夕方からの方が外にいる人が多いです。日が長く19時半くらいまでは明るいので、夜にジョギングをしている人もたくさんいます。
 日没が遅いからか?20時までハッピーアワーのお店が多く、適度に涼しい風を感じながら、レストランのオープンテラスで飲むビールも最高です!

 ちなみに、寒暖差が小さく空気が乾燥していないシンガポールでは、体調を崩しにくく、風邪をひくことやアレルギーが無くなったという話も聞きます。私はアレルギー体質で、昔から、花粉症、アトピー、鼻炎など、季節や温度差によるアレルギーに悩まされていました。こちらに来て、確かに花粉症は無くなって非常に助かっているのですが、肌や鼻炎のトラブルは今でも起こっています。

 病院で伺ったところ、シンガポールは高温多湿のため「カビ」によるアレルギーや、家の中に虫が発生することが多く、特に気づかないうちに「蟻」に噛まれて足が痒くなる人が多いそうです。 言われてみれば、小まめに掃除をしているのに、家のあちこちですぐにカビが生えますし、我が家では高層階にもかかわらず、この1年で3回も「蟻の大発生」が起こりました。

 日本とシンガポールの気候、どちらも良い点もあれば大変な点もあるなと感じています。

 経営企画室 平野