工場の「臭気パトロール」を自動化する時代へ
― 業務負荷を減らしながら信頼性を高める方法とは
工場運営において、周辺環境への配慮は欠かせません。その中でも、排気口や敷地周辺を巡回し、人の嗅覚や簡易的なにおいセンサーを使って臭気の状況を確認する「臭気パトロール」を実施している企業も多いのではないでしょうか。地域との共生を意識するうえで重要な取り組みである一方、担当者の負担や判断のばらつきといった課題も明らかになっています。
こうした背景から、臭気管理のあり方そのものを見直す動きが広がり、巡回に頼らない常時・自動モニタリングという考え方が注目され始めています。
人力による「臭気パトロール」の現実と課題
多くの現場では、担当者が排気口を巡回し、嗅覚で臭いの強さや特徴を確認し、併せて簡易的なにおいセンサーで数値をチェックする方法が一般的です。
しかし、この手法には次のような課題があります。
- 担当者の嗅覚に依存するため、判断が主観的でばらつきやすい
- 簡易センサーでの測定は断片的で、臭気の変動傾向を捉えにくい
- 巡回箇所・頻度が増えるほど作業負担が増大し、費用対効果が下がる
このような課題があっても、悪臭苦情の予防や地域との信頼維持の観点から、「臭気パトロール」を簡略化できない。多くの工場がそんなジレンマを抱えています。
臭気管理の課題を解決する"常時・自動モニタリング"という選択肢
そこでご紹介したいのが、オドセンス(OIZOM製)による"常時・自動臭気モニタリングシステム"です。排気口付近や敷地境界に専用センサーを設置するだけで、TVOCなどの臭気関連指標をリアルタイムに計測。データはパソコンやスマートフォンから確認でき、遠隔で工場全体の状況を把握できます。
さらに、自社で設定した基準値を超えた場合にアラーム通知を受け取れるため、担当者が常に画面を監視していなくても、異常の兆候を見逃しにくくなります。
このシステムを導入することで、従来の巡回中心の臭気パトロールを、24時間・客観的データによる監視へと移行できます。とくに、工場、畜産農場、下水処理場など複合臭が発生しやすい業種では、PID方式(光イオン化検出法)の高感度TVOCセンサーを活用することで、工程ごとの臭気特性をデータとして把握することが可能になります。
導入がもたらす効果 ― 業務効率化と信頼性の向上
常時・自動モニタリングの導入で得られるメリットは多岐にわたります。
- 巡回作業の頻度が大幅に減り、担当者の負担軽減と作業コストの削減につながる
- 継続的なデータの蓄積により、社内会議・環境報告・地域対応で「臭気をデータで示す」ことが可能
- 夜間・休日を含む常時監視により、クレームにつながる突発的な臭気上昇を早期に検知・対応できる
このように、自動化は効率化だけでなく、企業の環境リスク管理そのものを強化し、外部からの信頼性を高める取り組みにもつながります。
長年実施されてきた「臭気パトロール」は、現場の努力によって支えられてきた重要な取り組みです。
しかし、より継続的で客観的な管理が求められる時代となり、臭気管理は"嗅覚や簡易センサーによる巡回"から"データに基づく常時監視"へと進化する段階にあります。オドセンスを活用して、現場の作業負荷を軽減しながら、環境対応力と信頼性を高める取り組みを、ぜひご検討ください。
オオスミでは、経験豊富な臭気対策技術者が、現場に合わせた最適なモニタリング方法を提案いたします。お気軽にご相談ください。
営業グループ 相馬

