250730hirano.png 私は2011年に初めて「環境カウンセラー(事業者部門)」の認定を受け、3年後の2014年には「環境カウンセラー(市民部門)」の認定も受けました。

事業者部門を目指したのは、これまでの実務経験を社会に還元したいという思いからです。
実務に裏打ちされた知見を活かし、環境保全に貢献できると考えました。

一方、市民部門は事業者部門の講習会で環境省の方から「モニタリングサイト1000(環境省)」の活動歴を評価され、挑戦を勧められたことがきっかけで受験しました。行動歴が環境省に承認された上で資格に挑むという点も、興味深く意義のあることだと感じたためです。

両部門を持つことの強み

 私の大きな特徴は、事業者部門と市民部門の両方の認定を持っていることです。
 これにより、地域保全活動の推進から企業への提案まで、幅広い分野で、多角的な視点からアドバイスを提供することが可能となりました。両部門での活動経験が相互に良い影響を与え合い、自分自身の成長にも繋がっていると実感しています。

一度の不合格を乗り越えて

 実は、市民部門の書類審査では一度不合格を経験しました。
 当時は、おそらく論文が原因で書類審査に通らず、大変ショックを受けましたが、その経験がかえって大きな励みになりました。不合格の原因を自分なりに振り返り、不足していた知識や経験を補ったうえで、翌年再挑戦したところ、見事に合格。こうして事業者部門と市民部門の両方で認定を受けることができました。 

環境カウンセラーになって良かったこと

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 環境カウンセラーとして活動する中で「これまで培ってきた知識や経験が、社会貢献に直結している」と実感できることは、大きな励みです。また、様々な企業や地域の人々との出会いを通じて、それぞれの環境問題への取り組みに触れることができるのも、大きな魅力の一つです。こうした経験を通じて自分の知見をさらに深めることができました。

 環境問題は、私たちの暮らしと密接に関わる、非常に重要なテーマです。環境カウンセラーは、その解決に向けた一翼を担う存在です。審査は決して簡単ではありませんが、「まずは挑戦してみることが大切」という気持ちで、ぜひ受験してみてください。

 オオスミでは、長らく私一人が環境カウンセラーとして活動してきましたが、2023年に1名、2024年にも1名が新たに認定されました。今後さらに受験者が増え、それぞれの専門性と経験を活かして、より良い社会の実現に向けてともに活躍できることを楽しみにしています。 


 調査第三グループ 岩﨑