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私のアスベストや PCB 調査等の資格取得について 続編

 オオスミでアスベスト調査に携わり、数々の資格を取得することができました。
※アスベスト調査については『私のアスベスト調査における資格取得について』でご紹介しました。

kousyuu.png その後、PCB 調査や土壌調査(「土壌汚染調査技術管理者(環境省)」2016 年資格取得)についても携わり、「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」、「高所作業者運転特別教育」の資格を取得することができました。

 この 2 つの資格が無ければ調査が出来ないことはありませんが、資格を持っていることにより安全管理の徹底、顧客の要望に応えられること及び仕事の幅が広がる等の可能性があると感じました。

PCB 調査に必要な資格とは?

 PCB 調査※1には、必ずしも必要な資格はありませんが、あえてあげるとすれば次の3つがあります。

1.「PCB 調査士(一般社団法人日本PCB全量廃棄推進協会JPTA)」
 漏洩事故による健康被害や環境汚染を防止し、PCB 廃棄物処理の推進力を維持するため、作業従事者の安全衛生対策と PCB 漏洩事故などによる環境汚染を防止し、認定制定制度として PCB についての幅広い専門知識を持つ人材としています。

2.「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者(厚生労働省)」
 作業に従事する者が特定化学物質及び四アルキル鉛等により汚染され、またはこれらを吸引しないように、以下が主な役割となっています。
 ・作業方法の決定や指導をする。
 ・作業に使用する安全保護具の使用状況を監視する。
 ・作業員を健康障害から守るために使用する「予防装置」の点検。 など


3.「その他」
 以下があります。
 ・第一・二・三種電気主任技術者(経済産業省)
 ・酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者(厚生労働省)
 ・高所作業者運転特別教育(厚生労働省)など

PCB 調査の資格取得について

 私は、「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」、昨年 10 月に「高所作業者運転特別教育」の資格を取得することが出来ました。
 特に「高所作業者運転特別教育」については、照明器具 PCB 安定器等は工場の屋根等の高所に設置または残存されているケースが多く、必ずしも資格は必要ではありませんが、資格取得に伴った知識や経験がいざ高所の調査が発生した場合に重要な資格ではないかと感じました。

 いつの間にか、いろいろと資格を取得することができましたが、今思うことは、資格はある程度共通で使えるものであり、資格を持っていることにより顧客の要望に少なからず応えられたことは良かったと思いました。 img_pcbhaiki.jpg

 国や自治体の業務仕様条件として「PCB 調査士」や「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」を有する者というケースが徐々に出てきていますので、今後はこれらの資格が義務化される可能性があるかもしれません。

 私としては、国家資格である「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」は取得しておきたいと思っています。

※1  PCB 調査とは:
主に変圧器やコンデンサ等の「絶縁油の調査」、PCB 処理の支援を行う「PCB 廃棄物処理支援」、照明器具内で使用されている安定器の「照明器具の安定器調査」、「PCB 使用廃安定器の仕分け・解体・荷姿登録」等があります。

 調査第三グループ 小川