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環境計量士合格体験記

環境計量士の資格の意義及び取得方法

hon.jpg 適正な計量証明事業を運営するにあたり、また計量証明書を発行する際には計量士の資格を有している者の配置が条件となっています(計量法、法第107条他)。

 環境計量士になるためには様々な方法がありますが、私は第1段階:国家試験を合格して、第2段階:実務経験を1年積んで取得という方法を取りました。ほかにも様々な方法がありますので、目指す際は経済産業省のHPをご参照ください。

環境計量士国家試験の勉強方法

 私は環境計量士の近道(上下巻及び演習編)の3冊を使用し、全分野を網羅的に勉強しました。ほかの方は苦手な分野(濃度計算、統計、法令関係等)の参考書も購入し、補助で使用している方もいるそうです。さらには過去問のみひたすら勉強して合格する方もいるそうですが、この方法はある程度計量証明業務の下地や経験がある方が適正かと思われます。

 私は、計量証明事業の環境分析に異分野から参入したため基礎知識が皆無に等しかったので、この過去問のみの方法からすぐに全分野を勉強する方法に切り替えました。確かに、新社会人や異分野からの中途採用者はこちらのほうがおすすめですが、勉強量は甚だしく増加します。

時間、効率、覚悟、決意

 仕事があるので、中高大学の受験勉強の様に、合格に全力を注げることは現実的にはかないません。その中で時間を捻出し勉強していかなければなりません。
 私はオオスミに入社してから「環境計量士」という言葉に人生で初めて出会い、資格取得を決意して9か月で取得しました。あくまで私論になりますが約1年間での取得に必要だった条件は、「時間、効率、覚悟、決意」この4つであったかと思います。

環境計量士に合格して

 この資格の合格を知り、この資格がもつ責任を背負いながら、これから環境計量士になっていく日々が始まります。所属する分析グループのグループ長がくださった「計量士でなければ見られない世界がある」との言葉に大きな期待と一抹の不安を抱いてこれから精進する次第です。

 本資格を取るにあたり、業務が忙しく、うまくいかなくて勉強をする時間と気力もなくなり、諦めようと思ったことは何度もありました。そんな時に支えてくれた多くの方のおかげで合格することが出来ました。そんな大切な存在を認識できただけでも資格にチャレンジしたことに意義があったかと思われます。そんな方々に胸を張って計量士であることを誇れるように努力していこうと思います。今はまだ全国一未熟でも、いつか全国トップクラスの環境計量士を目指して。

分析技術グループ 畠山