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新鮮な目線②「焼却工場 金沢工場」

 連載の2番手は、肉大好き男子、鈴木・田邊の2名が金沢工場をレポートします。
 快晴だったこともあり、金沢工場の上層から見える横浜の海がとてもきれいでした。

ごみ処理施設の見学

koujyo2.png 資源循環型ごみ処理施設である金沢工場は横浜市の金沢区、磯子区、栄区、港南区の家庭ごみと事業所などから出される一般廃棄物を焼却しています。工場内ではごみ処理に関する映像を見たあとに、職員の方に説明を受けながら処理施設全体を見学しました。

 見学を通して最も印象的だったのは、ごみを焼却炉へ掴んで運ぶ巨大なごみクレーンです。6つの大きな爪でごみを掴んで一回に5~6tを焼却炉へ運びます。爪の1本1本が私たちの身長よりも大きく、その大きさにただただ目を見張るばかりでした。

 次に紹介したいのは、エネルギーの循環に関する仕組みについてです。ごみ処理施設では毎日大量のごみが運ばれ、そのごみを焼却処分しています。その時に発生する熱量は膨大なものになるため、温水プール使用したり、蒸気タービンで発電を行っています。その電力は年間約13億円にも及び、その電力は隣の水再生センターで使われています。そして、水再生センターからは下水から処理された水を冷却用にもらっています。まさに"循環型"ごみ処理施設となっています。

ごみの分別、処理

koujyo.png 金沢工場で正しい生ごみの出し方について教えて頂きました。
 生ごみの約80%が水分で、この水分が悪臭や腐敗や焼却の際の不完全燃焼の原因にもなります。そのため生ごみを出す前に水切りが重要です。

 ただ、素手で生ごみを絞るのは抵抗があると思います。そこでCDの穴に生ごみが入った水切りネットの口を通し、CDで生ごみを押し付けるように水切りネットの口を引っ張れば、手を汚すことなく生ごみの水分を絞ることが出来ます。

 水切りを行うと、ごみから嫌なにおいが消えたり、ゴミが軽くなったり、工場では燃焼の効率が上がり発電量が増える等いいことづくめです。このような小さなことで環境のため貢献していきたいです。

有害な物質を排出しない

 金沢工場は私たちが出したごみを、有害な物質が排出しないよう最新鋭の設備を用いて安全に処理していました。

 無駄なエネルギーを使うことなくゴミを処理するためには正しくゴミの分別を行うことが必要不可欠です。
 私たちも「地球のドクター」として地球に排出される有害な物質を減らし、最終的には無くなるように貢献していきたいです。

 次は、濱口さんと山崎さんに繋ぎます。

 分析技術グループ  鈴木(圭)
 調査第一グループ  田邊