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KAMA CLASS②『新鮮な目線』
~五感を使ったコミュニケーション~

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連載の2番手は、植物、鳥類と鉱物好きというナチュラリスト、新入社員の佐藤・初川の2名がカマクラス研修についてお伝えします。
(KAMA CLASS概要説明はこちら

由比ヶ浜のビーチクリーン

海岸清掃 2.JPG KAMA CLASS前に行われた分析技術グループの実務研修で、マイクロプラスチックの分析を経験しました。
 プラスチックサンプルの観察を行ってから、分析データのピークの形を見ることで、どんなプラスチックなのかを推測することができます。

 マイクロプラスチックには人工芝が多いことを伺い、マイクロプラスチック分析で人工芝の観察をし、これが砂浜に埋まっているのかと、印象に残っていました。

その後、ビーチクリーンに参加したことで、今までは一見プラスチックと判断できなかった物も、プラスチックである可能性があることに気がつきました。
 海岸清掃 1.JPG実際に砂浜でマイクロプラスチックを探していると、次々と人工色の微細なプラスチックが見つかりました。私が拾ったものも人工芝が多かったので、本当に多いのだと実感しました。

 他にもストローや消臭ビーズであろうプラスチックが多く見つかりました。また、人工芝はプラスチックの見た目からも分析データのピークから読み取れる事を学んでいたため、分析の際は海岸で収集したプラスチックもあたりをつけてから分析することで分析作業の効率化に繋げられそうだと思いました。

 一見きれいで美しい砂浜ですが、足元には微細なマイクロプラスチックが埋まり、多くの生物の命を脅かしていると思うとゾッとする思いです。自分が普段使用しているものの末路がこのようなマイクロプラスチックとなり環境破壊に繋がっていると思うと、改めて身近なところからでも使用量を減らし、適切に処分していかないといけないと感じました。

ビオリーナさん コミュニケーション講座


ヴィオリーナさん 1.jpg ビオリーナさんの講義はコミュニケーションで大切な事は何かを考えるというものでした。
 傾聴力、質問する力という観点からコミュニケーションについて教わりました。ディスカッションでは、コミュニケーションの方法について他の人と意見交換できる貴重な機会をいただき、沢山の考え方を知る良い機会になりました。

 2人組ペアで互いにコミュニケーションを取る上で気をつけていることと、話を聞いてもらう時に相手の良かった点やどうすればよりコミュニケーションが良くなるかについて話し合いました。
 初対面の方と組んだので、いきなり一つのテーマを話し合うのは難しく感じましたが、目を合わせる・笑顔を意識する・相槌などリアクションを取ることに気をつけると話が伝わりやすいと感じました。相手にそのようにして聞いてもらえ、質問で話を深掘りしてもらえると、非常に話しやすく関心を持ってくれているのだと感じられました。

 傾聴力・質問する力という視点で、コミュニケーションを感じ、学ぶことができました。また、円滑な人間関係の構築をコミュニケーションの目的に考えていたため、自分の目的を確認してからコミュニケーションで大事にすることを考えたことで、目的達成のために気をつけるべき行動を深掘りすることが出来たと思います。

 コミュニケーションは公私問わず必要であり、特に仕事ではどんな場面においても人と関わりながら進めていきます。疑問点はきちんと質問して解決し、相手の方の話に最後まで耳を傾けることを意識して、今回学んだことを仕事に活かしていきたいと思いました。

 分析技術グループ 佐藤 初川